私達の体は日々、細胞が新陳代謝を繰り返し生まれ変わっています。
髪や爪が伸び、怪我で擦りむいた皮膚が元に戻るのもそのおかげです。

細胞が新陳代謝を繰り返し、髪や肌、爪、血液、筋肉などを作っていくことに
三大栄養素のうちの１つ「たんぱく質」が大きく関わっています。

たんぱく質が不足すると、臓器の働きに支障が出たり、肌ツヤがなくなる、集中力が低下するなど、さまざまな不調が起こります。

１日に必要な摂取量
厚生労働省が定める基準によれば、1日に摂ると良いたんぱく質の量は、18歳以上の男性は60g、女性は50gです。
育ち盛りの15〜17歳では男女ともにプラス5gとなります。そして運動をしている人であれば、より多くのたんぱく質が必要となります。

おすすめの摂取タイミング
・朝に摂取する
寝ている間は新陳代謝が活発になり、体づくりを行っています。
そのため朝は血中のアミノ酸濃度が低くなるので、朝のたんぱく質摂取はおすすめです。

・夜に摂取する
寝ている間に体づくりが行われると述べましたが、体内のたんぱく質や栄養が不足していると
今ついている筋肉からたんぱく質を分解し、エネルギーにしようとしてしまいます。

これはたんぱく質に限りませんが、体の中で栄養が不足している場合は体の中の蓄えから分解し栄養にしていこうとしますので、
筋量、体内の水分量、体重減少に繋がります。

体重の減少はしばし、脂肪減少により痩せることと同じように考えられますが、
栄養不足による体重の減少は、体の機能低下に繋がり体調不良を引き起こしますので注意が必要です。

しっかり栄養を摂り、運動することが健康への近道です！