タンパク質は、簡単にいうと「体をつくるための材料」です。
例えば、筋肉などをつくる材料はもちろん、皮膚、毛、つめなどの「ケラチン」や骨のもとになる「コラーゲン」、記憶や学習に必須なタンパク質、舌で味を感じ取るタンパク質、食欲を引き起こすタンパク質、様々な酵素などの材料が食べ物からのタンパク質なのです。
厚生労働省が定める「タンパク質の食事摂取基準」(PDF参照)では、
1日あたりの摂取推奨量は「18歳以上の男性=60g、18歳以上の女性=50g」と定められています。
そして育ち盛りである15〜17歳に至っては、男女ともにプラス5gのタンパク質の摂取を推奨しています。一般的に「プロテインを摂っている」と聞くと、なんだかとても特別なことをしているように感じる人が多いようです。
しかし、プロテインとは日本語で「タンパク質」です。小学校で習う「三大栄養素」、炭水化物、脂質と並んでヒトのカラダを構成する主成分の一つなのです。
つまり、プロテインを摂取するということは、肉や魚や卵、乳製品、大豆など日々みなさんが食事を通して口にしている栄養素を「必要量」補給しているに過ぎません。
- 吸収が速い
- 粘性が低い
- ロイシン高含有、
BCAA高含有(タンパク源) - 運動直後(30分以内)の摂取がおすすめ
ホエイタンパク、カゼインは筋合成を促進させる良質なプロテイン源です。
吸収が速いので、運動直後(30分以内)の摂取がおすすめです。
- 吸収が遅く、長時間血中アミノ酸濃度を維持する
- 粘性が高い
- ロイシン高含有、
BCAA高含有(ホエイよりは少ない) - 運動直後も可だが、食間、就寝前など
長時間タンパク摂取が困難なシチュエーションが特におすすめ
カゼインは、“ノンシュガー”高純度プロテイン。
特に体脂肪率が気になる方におすすめです。
また、吸収が遅く長時間血中アミノ酸濃度を維持するため、就寝前におすすめです。
実はプロテインは栄養素なので、プロテインそのものに「効果」はありません。
そもそもタンパク質は栄養素であり、カラダに「効く・効かない」といった類のものではないのです。
しかし、必要量をカラダに入れることで、
髪や皮膚、爪などをすこやかな状態に整えたり、エクササイズやトレーニングによってダメージを受けた筋繊維が再構成しやすくなって筋量が増したり、その結果パフォーマンスが上がったり…ということは起こります。
不足してしまうと不調を引き起こす可能性があるので、
食事で補えない分はプロテインなどでタンパク質を摂取するとよいでしょう。