筋肉の動きをスムーズにするカルシウム
運動中や運動後に筋肉が攣ったり、筋肉が疲労して動かすのもやっとということはありませんか?
それは運動強度や頻度からくる疲労ももちろんありますが、「カルシウム不足」も原因の1つかもしれません。
健やかな身体活動を続ける為に、筋肉をスムーズに動かしてくれるカルシウムとおすすめの摂取方法についてご紹介します。
筋肉を動かす「カルシウム」筋肉を緩める「マグネシウム」
筋肉を動かす「カルシウム」筋肉を緩める「マグネシウム」
筋肉は収縮した状態から元の状態に戻ろうとする瞬間に力を発揮します。
歩いている時、足を踏み込んで前に進もうとする瞬間や、かがんで立ち上がろうとする瞬間など日常的な動作で日々筋肉が活用されています。
活動する時、筋肉内ではカルシウムイオンという成分が放出され、筋肉が円滑に動かせるようサポートをしてくれます。そのため、筋肉にとって、たんぱく質だけでなくカルシウムも大切な栄養素の1つになります。
また筋肉を緩めるのは「マグネシウム」です。
日頃から肉体労働やトレーニングをして、筋肉に負荷をかけ続けていると
筋肉が収縮した状態(凝っている、張っている)が続いてしまい、動きが悪くなります。
また運動不足で筋肉を動かしていない、筋力が低下している場合にも、筋肉は凝ってしまいます。
マグネシウムはカルシウムの働きをサポートすると同時に、血流を良くする役割も果たしています。
寝る前の牛乳プロテイン
睡眠中は筋肉を合成する成長ホルモンが多く分泌されます。
トレーニングや運動で披露した筋肉は睡眠中に回復していきます。
その際に筋肉合成に必要な栄養素である「たんぱく質」が不足していると、
体内に蓄えられているたんぱく質を分解し合成を行うため、筋肉を分解して筋肉を合成しているようなことになってしまいます。そのため、寝る前にプロテインを摂取することが、疲労回復の手助けとなります。
また睡眠中は骨芽細胞による骨の合成が優位になるため、カルシウムも同時に摂取できると効果的です。そのため、就寝前に牛乳で割ったプロテインを飲むという方法は健やかな体作りをサポートしてくれるはずです。ぜひお試し下さい。
参考文献:入門運動生理学第4版